犬の体臭の病気
急に体臭が強くなったり、変な臭いがするようになった時には、体に何らかの異常が起こっている可能性があります。
動物性たんぱく質や脂肪分が必要以上に多い肉類中心のフードは、体臭が強くなりやすいのですが、そのたんぱく質の代謝を促進する肝臓機能が低下し、正しく代謝されていないと体臭が強くなる事があります。
また、糖尿病や腫瘍などで抵抗力が弱くなると、皮膚にいる常在菌への抵抗力が弱くなり、体臭が強くなる事があります。
これは、皮膚の常在菌が異常に繁殖している状態になる事で、皮膚のバリア機能である新陳代謝が異常に早まり、フケや皮脂が急に多くなるために起こる体臭です。
このように細菌や真菌による皮膚病は、細菌性皮膚病(または真菌性皮膚病)と言い、強い痒みを引き起こすようになります。
また、強いストレスによって腸内環境が悪化し、ひどい便秘になると体から発する臭いも便のような臭いがしたり、便臭が強くなる事があります。
急に嫌な臭いがするようになったり、体臭が強くなってきた時は、体の異常を疑い、早いうちに動物病院に相談しましょう。